会社を休んで3日目。僕が謝りたいこと。
どうしても会社に行けない。そんなこんなで3日目だ。
僕の直属の上司は社長だ。
僕はいわゆる中間管理職だが、実際に自分で手を動かす業務がほとんどだ。
何と何の「中間」をどう管理しているのだろうか?
冷静になって考えると滑稽だ。
僕はこれまで、何人もの部下や同僚の背中を見送ってきた。
中には、「鬱」や「パニック障害」など、メンタルを壊してしまった者もいる。
しかしそんな彼らを見送る僕は、理解していなかった。
心がぶっ壊れるということが、どういうことなのか。
正直なところ、鬱やパニックなんてのは、「そんなの甘えだぜ。」と思っていた。仕事に向き不向きがあるのは理解できるし、うまくいかないときもある。それはわかる。でも「どうしても会社に行けないんです…。」という人に対してはなかなか理解できず、「いやいや、来れるでしょ。」という涼しい顔をしていたと思う。
僕が馬鹿だった。心から謝りたい。
心が壊れるということは、その人のこれからの人生が壊れてしまうことだ。
仕事ができなくなることで、生活も壊れる。その人の家族も巻き込み、一気に人生が傾いてしまうのだ。
その原因が、毎日の生活時間の多くを占める「仕事」にあるのだとしたら、何のために働いているのかわからない。
仕事に人生と家族を壊されるなんて、本当にくだらない。しかも、その対価が「そこそこのお給料」だなんて、まったく馬鹿げている。
いま僕がはっきりと言えるのは、
人生を賭けて取り組む仕事なんてものは、ほとんど無い。
もしそんな仕事があったとしても、それを自分がやらなければならないなんて事は絶対にない。
大切な事ってなんだろう?